多くの施主にとっておすすめのAI住宅デザインツールは、プロジェクト単位で支払えるものです。2026年10月の公表価格で比べると、ArchHomeAIはサブスクリプションなしで標準パース1枚約$0.17〜0.22。毎月大量に使うならVisoidやmnml.aiの方が1枚あたり安く、ステージング系アプリは1枚$0.32〜2.67です。
ポイント
- ArchHomeAIの標準パースは2クレジット。100クレジット$11のパックなら1枚$0.22、500クレジット$42なら約$0.17です。
- VisoidのProプランは月$29で1K画像最大150枚(1枚約$0.19)、年払いなら約$0.10まで下がります。
- mnml.aiは無料で100クレジット(Fastパース約10枚分)。買い切りの10,000クレジットパックは$149で、Fastパース1枚約$0.15です。
- Virtual Staging AIの年額プランは1枚$0.53〜2.67、Collov AIの最安プランは年$228で毎月60フォトクレジットです。
- 30〜40枚規模の住宅プロジェクト1件なら、最小の支出は$10〜11。サブスク型の多くは$29以上、年額プランは$81〜228が必要です。
AI住宅デザインツールで実際に何ができる?
AI住宅デザインツールは、家の外観写真、空室、スケッチ、図面など手元にある素材を、提案デザインのフォトリアルな画像に変えます。ツールは大きく4つに分かれ、グループごとに料金の仕組みが違います。まず同じグループ内で比べ、それからグループをまたいで比べるのが近道です。
- 写真からパースをつくるスタジオ型:敷地、外観、部屋の写真をアップロードしてデザインを言葉で伝えます。ArchHomeAI、mnml.ai、Visoidがここに入ります。
- バーチャルステージングアプリ:不動産広告用に空室へ家具を入れます。Collov AIやVirtual Staging AIは不動産会社向けにつくられています。
- AI機能付きの3Dプランナー:自分で家をモデリングしてから描画します。HomestylerやPlanner 5DはプランにAIクレジットが含まれます。
- 汎用の画像生成AI:Midjourneyなどは美しい絵をつくりますが、実際の壁や窓の位置を前提に設計されてはいません。
ステージングアプリは物件写真には最適でも、切妻屋根が自分の敷地に合うかを判断するには役に立ちません。自宅を写真から描き直してみたいなら、スタジオ型がいちばん早い道です。


比較の方法
2026年10月に各社の公開料金ページを開き、ページに書かれている内容だけを記録しました。プランに画像枚数や写真枚数の上限が明記されていれば、価格をその枚数で割って1枚あたりの価格を出しています。価格や枚数の記載がない場合は、推測せずに空欄にしました。
このルールで、決済画面まで進まないと価格が出ないアプリや、1枚あたりのコストが分からない価格帯表示だけのアプリはいくつか外れました。料金は頻繁に、ときには毎月変わります。ここの数字はすべて「2026年10月時点の掲載価格」として扱い、支払う前に各社のページで確認してください。
AI住宅デザインツールを1枚あたりの料金で比較
掲載価格で見ると、1枚あたり最安なのは大量に使う前提の年額サブスクリプションで、1件のプロジェクトを最も安く終えられるのは従量制のクレジットです。ArchHomeAIの標準パースは最小パックで$0.22、500クレジットのパックなら約$0.17。プランを契約するか$149のパックを買えば、Visoidとmnml.aiはこれより安くなります。
| ツール | 最安の有料オプション | 含まれる枚数 | 1枚あたり | 無料で始める |
|---|---|---|---|---|
| ArchHomeAI | 100クレジット$11の買い切り(サブスクなし) | 標準パース50枚(1枚2クレジット) | $0.22(500クレジット$42なら$0.17) | 無料5クレジット、カード不要 |
| mnml.ai | Lite、月$29 | Fast約100枚またはUltra約33枚 | Fast約$0.29、Ultra約$0.88 | 無料100クレジット(Fast約10枚) |
| mnml.ai 買い切りパック | $149、有効期限12か月 | Fast約1,000枚 | 約$0.15 | 同上 |
| Visoid | Pro、月$29(年払いなら月$15) | 1K画像が月最大150枚 | 月払い約$0.19、年払い約$0.10 | 1K画像最大10枚(透かし入り・非商用) |
| Collov AI | Standard、月$19(年$228の一括払い) | 毎月60フォトクレジット(1バージョン4枚) | 1枚約$0.32 | 透かし入りで5回お試し |
| Virtual Staging AI | Basic、月$16(年$192の一括払い) | 毎月6枚 | $2.67(Standard $0.95、Enterprise $0.53) | 料金ページに記載なし |
| Homestyler | Pro+、月$6.8から(年額キャンペーン) | 毎月180 AIクレジット、AI Stagerは1枚10 | AI画像1枚約$0.38 | 自作3Dモデルの1Kレンダリングが無制限 |
| Planner 5D | Premium、月$19.99または年$59.99 | AI Studioクレジットが毎月100 | 記載なし(1枚あたりのクレジット数が非公開) | 無料プランあり(カタログは半分) |
| Midjourney | Basic、月$10 | Fast GPU時間3.3時間 | 記載なし(GPU時間で販売) | 記載なし |
- Visoid Pro(月払い): $0.19
- ArchHomeAI(100クレジット): $0.22
- mnml.ai Lite(Fast): $0.29
- Collov AI Standard: $0.32
- Homestyler Pro+(AI Stager): $0.38
- Virtual Staging AI Standard: $0.95
2026年10月時点の各社料金ページ(mnml.ai、Visoid、Collov AI、Virtual Staging AI、Homestyler、ArchHomeAI)の掲載価格から編集部が計算。Collovはアップロード写真1枚単位、HomestylerとVirtual Staging AIは年払いで計算。
Collovのフォトクレジットは、アップロードした写真1枚につき何度でもスタイル変更でき、1バージョンで4枚出ます。何度も作り直す人なら、使える1枚あたりは$0.32より安くなります。Homestylerの$6.8は年額キャンペーンの「最低価格」です。
ArchHomeAIより他社ツールが向いているケース
特定の使い方なら他社の方が合うツールはいくつもあり、公平な比較ならそこも書くべきです。毎週パースをつくるなら、Visoidやmnml.aiの年額プランの方が1枚あたり安く済みます。すでにSketchUpやRevitでモデリングしている人や、物件写真のステージングを仕事にしている人には、専門ツールの方がしっくりくるはずです。
- 毎月の枚数が多い:VisoidのPremiumプランは年払いで月$39、1K画像が最大650枚。1枚約$0.06で、従量制ではこの水準に届きません。
- プラグインで使いたい:Visoidの料金ページにはSketchUp、Revit、Rhino、Archicad、Miro向けのプラグインが載っていて、作業中のモデルから描画したい設計者に向いています。
- 無料枠が大きい:mnml.aiは無料で100クレジット(Fastパース約10枚)。ArchHomeAIの5クレジット(標準パース2枚)より多く、全プランで8KアップスケールとDXF書き出しも掲載されています。
- 無料でモデリングしたい:Homestylerの無料プランでは、自分で組んだ3Dモデルの1Kレンダリングが無制限です。モデリングの手間を惜しまないなら、これはなかなか勝てません。
- 物件写真を大量に処理する:Collov AIは不動産会社向けの設計で、アップロード写真1枚ごとにスタイル変更が無制限です。
- 雰囲気づくりやコンセプトアート:Midjourneyの月$10のBasicプランは今回いちばん安い入口で、イメージボードづくりには強い道具です。
正直に言えば、3Dモデルから毎日パースを出す人は、こうしたサブスクのどれかに払うべきでしょう。従量制が勝つのは、1つのプロジェクトのために短期間でまとめて画像が必要で、その後は数か月使わない施主、小規模な工務店、建築家です。
住宅プロジェクト1件でかかる実際の費用
新築やリフォーム1件分なら、1枚あたりの単価より、最低いくら払う必要があるかの方が大事です。一般的な外観プロジェクトでは30〜40枚と数回の編集が必要になります。ArchHomeAIなら$11のパック1つに収まりますが、サブスク型の多くは最低$29、年額プランは最初に$81〜228が必要です。
具体例で計算してみます。1990年代に建てた家の外観をリデザインするとします。標準パース30枚(60クレジット)、外壁材の差し替えやフェンスの追加など部分編集5回(20クレジット)、印刷用の4Kアップスケール1回(6クレジット)で合計86クレジット。100クレジット$11のパックで14クレジット余ります。失敗した生成は自動で返還されるので、壊れた画像に払うこともありません。
- Midjourney Basic(1か月): $10
- ArchHomeAI 100クレジット: $11
- mnml.ai Lite(1か月): $29
- Visoid Pro(1か月): $29
- Homestyler Pro+(年額、最低価格): $81.60
- Collov AI Standard(年額): $228
2026年10月時点の掲載価格から編集部が計算。Homestylerは$6.8×12か月、Collovは年払い。MidjourneyはGPU時間での販売のため、$10で生成できる枚数は変動します。
外観と4部屋を含む家1軒分なら、パース80枚(160クレジット)、編集10回(40)、4Kアップスケール3回(18)、図面から3Dモデル(3)、Klingの5秒動画1本(17)で合計238クレジットほど。500クレジット$42のパックなら2回分、250クレジット・月$19のプランなら1か月で収まります。
数字の上ではMidjourneyの方が安く見えます。ただし汎用の生成AIは外観の窓の位置を保つようにはつくられていないので、思いどおりにするまで手間がかかります。数えるべきは生成した枚数ではなく、工務店に見せられる枚数です。
サブスクを契約する前に、自分のプロジェクトで試算する AIスタジオに家、敷地、部屋の写真をアップロードし、デザインを伝えて実際のバリエーションを見てみましょう。新規アカウントには無料で5クレジットが付き、カード登録は不要です。 自分の写真で試す(無料5クレジット)
パース以外の機能:図面、3D、動画、ライセンス
住宅プロジェクトでは図面や3Dモデル、短い動画も必要になることが多いので、1枚あたりの価格は比較の半分にすぎません。パースは安くても間取り図がつくれなければ、別のサブスクを契約することになります。同じクレジットでパース以外に何ができるかを確認しましょう。
| ツール | 図面・CAD | 3D・動画 | 商用利用 |
|---|---|---|---|
| ArchHomeAI | 2D図面エディター、DXF/SVG/PDF/IFC書き出し、要望書からのAI間取り(1階あたり1クレジット) | 3Dプランナー、ウォークスルー、360°パノラマ、動画17〜49クレジット | 計画、マーケティング、顧客へのプレゼン、個人利用のライセンス(サイト規約) |
| mnml.ai | DXF書き出しを掲載 | プランに動画生成を含む | 全プランで商用ライセンス |
| Visoid | SketchUp、Revit、Rhino、Archicad用プラグイン | Proで動画書き出し、Premiumで3Dスイート | 有料プランは商用可、無料プランは非商用 |
| Collov AI | 記載なし | 記載なし | 商用ライセンスを掲載 |
| Homestyler | 間取りプランナーを含む | 4Kレンダリング、Master+で8K/12Kパノラマ枠 | 料金ページに記載なし |
| Planner 5D | 間取り図のアップロード、ProfessionalでCAD書き出し | Professionalで360°ウォークスルーとパノラマ | 料金ページに記載なし |
| Midjourney | なし | 画像ツール | 一般商用規約。年商$100万超の企業はProかMegaが必要 |
ArchHomeAIでは、パース以外の機能も同じクレジットで使えます。素材変更やクイック編集(時間帯、季節、空、植栽、車の消去)は4クレジット、4Kアップスケールは6クレジット、スタイル参考画像は追加料金なし。作図は2D図面エディターで行い、3Dプランナーではアップロードした図面を3クレジットで3Dモデルにできます。図面は初期設計用の下書きで、確認申請には建築士による図面が必要です。
お金を払う前にAI住宅デザインツールを試す方法
同じ写真と同じ要望を2〜3個の無料プランで試し、家の特徴がいちばん保たれたツールにだけ払いましょう。2026年10月時点の無料枠は5〜100クレジットで、並べて比べるには十分です。この10分で、合わないサブスクに1年払い続けるのを防げます。
- 正直なテスト写真を1枚選ぶ 外観を正面から昼間に撮った写真か、空室の写真を使います。広角で大きくゆがんだ写真はどのツールも苦手です。
- 要望文を1つ書いて使い回す たとえば「2階建て、白い塗り壁、2階は縦張りの木製サイディング、ダークグレーのアルミサッシ、低い石積みの塀、夕方の光」。まったく同じ文をすべてのツールに貼ります。
- 変わっていない部分を確認する 窓とドアの数を写真と照らし合わせます。玄関の位置が動いた美しい画像は、デザイン案ではなくイメージ写真です。
- 使える画像で価格を出す 支払う金額を、工務店や顧客に実際に見せられる枚数で割ります。それが本当の1枚あたりの価格です。
- ライセンスを確認する 物件広告や顧客向け資料に使うなら、先に商用利用の規約を読みましょう。
従来の3Dパースの方が得な場面は建築パースのガイドで、部屋と間取りについてはAIインテリアデザインとAI間取り図作成のガイドで解説しています。
AI住宅デザインツールを使うべきでない場面
寸法の正確さが求められる場面ではAI画像は使わないでください。確認申請、施工の詳細、工務店が見積もりの根拠にする資料などです。今回比較したツールはどれも可視化のためのもので、画面上の色や素材は実物と異なります。こうした用途には建築士による図面と、多くの場合は実測した3Dモデルから描いたパースが必要です。
数字を計算したうえでの編集部の見解です。家1軒、数部屋、数週間で集中して決めていく一般的な住宅プロジェクトなら、従量制のクレジットが市場でいちばん費用対効果の高い選択肢です。$11〜42を一度払い、パースと編集はAIスタジオで、図面と3Dも同じアカウントで管理できます。SketchUpから毎週パースを出すなら、代わりにVisoidかmnml.aiを選んでください。
無料5クレジットで始めて、プロジェクトごとに支払う 家や敷地の写真をアップロードし、いくつかのデザインの方向性を比べてみてください。結果に納得できたときだけクレジットを購入すれば大丈夫です。パッケージは100クレジット$11からです。 自分の家をパースにする
よくある質問
いちばん安いAI住宅デザインツールはどれですか?
使う量によります。プロジェクト1件なら従量制が最安で、ArchHomeAIの100クレジットパックは$11で標準パース約50枚分です。毎週継続して使うなら、VisoidのPremium年額プランが月$39で1K画像最大650枚、1枚約$0.06です。いずれも2026年10月時点の掲載価格です。
AIパースは1枚いくらくらいですか?
2026年10月時点の掲載価格では、今回確認したスタジオ型とプランナー型で標準パース1枚約$0.10〜0.38、バーチャルステージングアプリで1枚$0.32〜2.67です。ArchHomeAIは標準パース1枚2クレジットで、100クレジットパックなら$0.22、500クレジットパックなら約$0.17。上位モデル、4K出力、動画はどのツールでも高くなります。
サブスクなしで使えるAI住宅デザインツールはありますか?
いくつかあります。ArchHomeAIは任意の月額プランとは別に、買い切りのクレジットパック(100クレジット$11、500クレジット$42、1,200クレジット$87)を販売しています。mnml.aiには12か月有効な10,000クレジット$149の買い切りパックがあります。ステージングアプリや一部のパースツールは月額か年額プランのみです。
無料枠がいちばん大きいAI住宅デザインツールは?
量で見ると、mnml.aiの無料100クレジット(Fastパース約10枚)と、自作3Dモデルの1Kレンダリングが無制限のHomestylerがもっとも手厚いです。Visoidは1K画像最大10枚で、透かし入り・非商用。ArchHomeAIはカード登録なしで5クレジットが付き、自分の写真で標準パースを2枚つくれます。
AIでつくった住宅デザインは確認申請に使えますか?
使えません。AIパースはアイデアを探り、方向性を合意するための可視化で、バリエーションごとに細部が変わることもあります。確認申請には、実測した寸法にもとづき建築士が作成または確認した図面が必要です。
AIでつくった住宅デザインを商用利用できますか?
ツールとプランによって異なります。mnml.aiは全プランで商用ライセンスを掲載し、Visoidの無料プランは非商用、Midjourneyは年商$100万を超える企業にProかMegaプランを求めています。ArchHomeAIの規約では計画、マーケティング、顧客へのプレゼン、個人利用での使用が認められていますが、画像の再販売はできません。公開する前に規約を確認してください。
出典
本ガイドの作成方法:すべての数値は末尾に記載した出典にもとづき、2026年9月に確認したものです。価格は地域、仕様、年によって異なります。
- mnml.ai Pricing — mnml.ai
- Visoid Pricing — Visoid
- Collov AI Pricing — Collov AI
- Virtual Staging AI Prices — Virtual Staging AI
- Homestyler Pricing — Homestyler
- Planner 5D Pricing — Planner 5D
- Comparing Midjourney Plans — Midjourney